健康管理士とは?どんな資格かをわかりやすく解説|学ぶ内容・取り方・費用・できること【現役健康管理士】
こんにちは!健康管理士くんです。
健康管理士という資格を見かけたけれど、どんな資格なのか、取ると何ができるのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
健康管理士という言葉だけに惹かれて、内容をよく知らないまま講座を申し込むと、「思っていたのと違った」ということにもなりかねません。
本記事では
・健康管理士とはどんな資格か(正式名称・認定団体)
・健康管理士で学ぶ内容
・資格の取り方と費用
・健康管理能力検定1級・上級指導員との関係
・健康管理士でできること・活かせる場
・メリット・デメリット
を、現役の健康管理士、健康管理能力検定1級の健康管理士くんがまとめて解説します。
健康関連企業にて、2013年より勤続。仕事をしながら約4ヶ月で合格しました。
健康管理士が気になっている人、ぜひ参考にしてください。
健康管理士とは?ひとことで言うと「健康管理・予防医学を学ぶ民間資格」
健康管理士(正式には「健康管理士一般指導員」)は、病気・栄養・心の健康・運動・生活環境など、健康管理と予防医学の知識を体系的に学ぶ民間資格です。
| 正式名称 | 健康管理士一般指導員 |
|---|---|
| 認定する団体 | 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 |
| 資格の種類 | 民間資格(国家資格ではない) |
| 認定開始 | 平成4年(1992年) |
| 資格者数 | 75,000名以上 |
| 同じ試験で目指せる検定 | 文部科学省後援 健康管理能力検定1級 |
※2026年10月時点の公式サイトの情報です。
公式サイトでは、健康管理士は「健康社会の実現」のため、さまざまな分野で活躍する“健康管理のスペシャリスト”と紹介されています。企業・団体・医療・福祉分野などの職員研修や、全国で約50の学校教育にも採用されているそうです。
実際、私が健康管理士試験を受験したときも、企業にお勤めの方が団体で来られていました。
一方で、民間資格なので、この資格がないとできない仕事(業務独占)はありません。私なりにひとことで言うと、健康管理士は「健康系の自己啓発資格」です。
なお、名前のよく似た「医学団体 日本成人病予防協会」は、資格認定を行っている「特定非営利活動法人 日本成人病予防協会」とは別の団体だと、公式サイトで説明されています。
》健康管理士は国家資格?答えは民間資格|文部科学省後援・厚生労働大臣指定講座の意味も解説
健康管理士で学ぶ内容(テキスト6冊)
健康管理士の受験対策講座では、次の6冊のテキストで学びます。試験の範囲も、このテキスト①〜⑥です。
| テキスト | テーマ |
|---|---|
| ① | 健康管理学 |
| ② | 生活習慣病の基礎知識 |
| ③ | 心の健康管理 |
| ④ | 生活を守る栄養学 |
| ⑤ | 生活環境と健康 |
| ⑥ | 体を守る健康知識 |
健康の本には「〇〇を食べると良い」という話がたくさん出てきますが、なぜ良いのか、体の仕組みを知っていると理解が深まります。健康管理士では体の仕組みも学ぶので、自分や家族の健康を考えるときの土台になる知識が身につきます。
試験でどんな問題が出るのかは、こちらの記事で紹介しています。
》健康管理士の試験問題はどんな感じ?過去問の出題例・出題範囲・対策を合格者が解説
健康管理士の取り方と費用
健康管理士は、試験だけを受けることはできません。受験資格は「試験日の1ヵ月前までに健康管理士一般指導員受験対策講座を修了した方」とされていて、通信講座の受講が必要です。
資格を取るまでの流れは、次の通りです。
①受験対策講座(通信講座)に申し込む
②テキスト6冊で学び、添削問題を提出して講座を修了する
③資格認定試験を受ける(90分・選択問題と記述問題)
④試験日の約2週間後に郵送で合否通知
⑤合格したら、日本成人病予防協会の賛助会員に入会して資格登録
かかる費用は、次の通りです。
| 費用 | 金額 |
|---|---|
| 受験対策講座の受講料 | 66,000円(税込) |
| 受験料 | 6,600円(税込) |
| 入会金(合格後・生涯に一度) | 10,000円 |
| 年会費(毎年) | 6,000円 |
※2026年10月時点の公式サイトの金額です。最新の情報は公式サイトで確認してください。
受験対策講座は一般教育訓練給付制度の厚生労働大臣指定講座で、条件を満たせば受講料の20%(13,200円)がハローワークから支給されると案内されています。
私は、仕事をしながら約4ヶ月、勉強時間は合計50時間ほどで合格しました。
流れ・費用・難易度は、それぞれくわしい記事にまとめています。
》健康管理士一般指導員の資格の取り方|受験資格・試験日程・申込から合格発表までの流れ
》健康管理士の費用はいくら?取得までの総額・年会費・給付金で安くする方法
》健康管理士の難易度は?合格率・勉強時間50時間の内訳を合格者が解説
健康管理能力検定1級・上級指導員との関係
健康管理士の資格認定試験は、「健康管理士一般指導員」の試験と「文部科学省後援 健康管理能力検定1級」の試験を兼ねています。
ただし、2つは別の資格で、同じ試験でも合格基準が異なると公式サイトで案内されています。私は一つの試験で、健康管理士一般指導員と健康管理能力検定1級の両方に合格しました。
また、資格を取ったあとも、生涯学習の冊子「ほすぴ」の研修問題の提出や、講座・セミナーへの参加で単位を積むことができます。健康管理士一般指導員と健康管理能力検定1級を持っていて、50単位以上になると「上級指導員」、100単位以上で「統括指導員」の資格を取れると案内されています。
健康管理士でできること・活かせる場
健康管理士は業務独占資格ではないので、「資格を取ったらこの仕事ができる」というものはありません。役に立たせられるかは、自分次第です。
そのうえで、健康管理士を活かしやすいのは次のような場面です。
・健康関連の仕事で、お客様に健康の話をする
・職場で、社員の健康づくりに関わる
・家族や身近な人の健康管理に役立てる
・食育など、健康について人に伝える活動をする
私は健康関連企業で働いていて、お客様の前でお話しする機会があります。健康管理士の肩書きがあると、お客様の聴く耳が開く感じがしています。
資格を持っていると、健康について一定の勉強をしたという証明にはなるので、健康関連企業にお勤めの方は、場面によっては信用を得やすくなります。
仕事や収入については、こちらの記事でくわしく解説しています。
》健康管理士を活かせる仕事は?転職に役立つ?資格で何ができるか
健康管理士のメリット・デメリット
健康管理士には、メリットもデメリットもあります。現役の健康管理士として、ランキング形式でまとめると次の通りです。
| 順位 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 1位 | 資格証がもらえる | 将来性 |
| 2位 | 仕事に役立つ | 取得費用・時間 |
| 3位 | 家族に役立つ | 資格があっても家族が健康になるとは限らない |
| 4位 | ほすぴ(生涯学習の冊子) | 認知度・評判 |
| 5位 | 上級資格がある | 資格維持費用 |
「ほすぴ」は、資格取得後に2ヵ月に1度届く生涯学習の冊子です。健康の情報は日々アップデートされていくので、年会費を払っていれば、自分次第で知識を新しくしていけます。
一方で、資格を持ち続けるには年会費を毎年払う必要があります。また、世間的な認知度はまだ高くなく、講座の受講が必須で年会費もかかることから、「怪しい資格では?」と思う方もいます。
デメリットも知ったうえで、納得して決めることをおすすめします。
》健康管理士は怪しい?日本成人病予防協会・健康管理能力検定の実態
健康管理士くんが健康管理士を取った理由
私が健康管理士を取った理由は、自分自身が病気をしたからです。
入院・手術を経験し、やりたいことができない時間を過ごしました。健康であることは、やりたいことができる時間が増えるということ。人生において健康はかけがえのないものだと気付かされました。
それから、健康関連の書籍を読みまくり、健康関連企業に就職。健康管理士の資格を持つ先輩方からアドバイスをいただき、健康管理士の取得を目指すようになりました。
費用は自費です。会社がお金を出してくれるところは羨ましい限りです。
私が健康管理士を持っていてよかったと感じているのは、次の3つです。
・健康について一定の勉強をしているというイメージを持ってもらえ、信用につながる
・「ほすぴ」が定期的に届くので、学び続けられる
・自分自身の自信になる
特に、お客様と接するときに自信を持って話せるというのは、自分の中では大きなポイントです。
仕事をしながら合格した勉強のしかたは、こちらの記事で紹介しています。
》健康管理士の勉強方法|合格者の勉強時間50時間の内訳と4ヶ月スケジュール
健康管理士についてよくある質問
Q. 健康管理士は国家資格?
国家資格ではありません。特定非営利活動法人 日本成人病予防協会が認定する民間資格です。
Q. 独学で取れる?
試験だけを受けることはできません。受験対策講座の修了が受験資格になっています。
》健康管理士は独学で取れる?講座が必要な理由と取得の流れ・費用
Q. 試験はどのくらい難しい?
私は、仕事をしながら約4ヶ月、合計50時間ほどの勉強で合格しました。テキストからの出題で、記述問題もあるので、用語を書けるようにしておくと安心です。
Q. 健康管理士と健康管理能力検定1級は同じもの?
同じ試験で両方を目指せますが、別の資格で、合格基準も異なります。
Q. 年会費を払わないとどうなる?
資格は年会費を納めることで更新されます。協会の「よくある質問」では、更新の期日を6ヵ月過ぎると資格の権利を失い、再度試験を受けなければならない場合があるとされています。
まとめ
・健康管理士(健康管理士一般指導員)は、日本成人病予防協会が認定する、健康管理・予防医学を学ぶ民間資格
・テキスト6冊で、生活習慣病・心の健康・栄養・生活環境などを学ぶ
・受験対策講座の修了が受験資格。受講料66,000円・受験料6,600円、合格後に入会金10,000円・年会費6,000円(2026年10月時点)
・同じ試験で健康管理能力検定1級も目指せる。単位を積むと上級指導員にもなれる
・業務独占資格ではなく、役に立たせられるかは自分次第
健康管理士は、国家資格のように「取れば仕事ができる」資格ではありません。それでも、健康について体系的に学び、その知識を自分や家族、仕事に活かしたい人には、目指す価値のある資格だと思います。
年会費などのデメリットも知ったうえで、自分の目的に合っているかを考えてみてください。最新の講座や試験の情報は、日本成人病予防協会の公式サイトで確認してください。
健康管理士くん
健康管理士、健康管理能力検定1級を取得。
現役の健康管理士であり、健康関連企業にて、2013年より勤続。
自身の病気•手術の経験をもとに病気にならない身体づくり、 健康寿命を延ばすために普段から何をしていれば良いのか?ということを研究しています。
不定期ですが、健康に関する情報を発信させて頂いております。良かったらお友達登録をしてお待ちください!↓
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