日本成人病予防協会の推奨マーク・推奨品とは?健康管理士の協会との違い・見分け方【現役の健康管理士が解説】
こんにちは!健康管理士くんです。
健康食品やマットレスなどで「日本成人病予防協会 推奨」というマークを見かけて、「健康管理士の協会がすすめている商品なの?」「どんな基準で選ばれているの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。
じつは「日本成人病予防協会」という名前が入った団体は、健康管理士の資格を認定している協会と、商品の推奨をしている協会の2つがあります。
本記事では
・推奨マークを出しているのはどの協会か
・推奨マーク・推奨品のしくみ(推奨選定制度)
・健康管理士の協会との違いと関係
・推奨マークの商品を選ぶときのポイント
・よくある質問
を、現役の健康管理士、健康管理能力検定1級の健康管理士くんが、両方の協会の公式サイトの情報をもとに解説します。
健康関連企業にて、2013年より勤続。
推奨マークの意味を知りたい人、健康管理士の資格との関係が気になる人は、ぜひ参考にしてください。
結論:推奨マークは「医学団体 日本成人病予防協会」の制度
商品の推奨(推奨マーク)を行っているのは、「医学団体 日本成人病予防協会」です。健康管理士の資格を認定している「特定非営利活動法人 日本成人病予防協会」とは、名前は似ていますが別の団体です。
それぞれの公式サイトに書かれている内容をまとめると、次の通りです(2026年11月時点)。
| 項目 | 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会 |
医学団体 日本成人病予防協会 |
|---|---|---|
| おもな活動 | 健康管理士一般指導員・健康管理能力検定1級の認定、資格者の生涯学習(『ほすぴ』・講座)など | 健康関連の企業向けの推奨選定制度・コンサルタント事業 |
| 推奨マーク | 公式サイトに推奨制度の案内はない | 審査に合格した正会員の企業が使える |
| 所在地 | 東京都中央区東日本橋 | 東京都中央区日本橋富沢町 |
| 公式サイト | healthcare.or.jp / japa.org | health-service.jp |
上の写真は、健康管理士くんの資格証です(個人情報は隠しています)。健康管理士の資格証には、認定した特定非営利活動法人のほうの協会の名前が入っています。
つまり、推奨マークは「健康管理士の資格を認定している協会が商品をすすめている」という意味ではありません。名前の「日本成人病予防協会」の部分だけを見ると同じに見えるので、前につく「医学団体」「特定非営利活動法人」を見て区別しましょう。
推奨マーク・推奨品のしくみ(推奨選定制度)
医学団体 日本成人病予防協会の公式サイトでは、推奨選定制度について次のように案内されています(2026年11月時点)。
・商品の品質・安全性を審査し、消費者が安心して商品を使うための指標にする制度
・正会員だけが受けられるサービス
・正会員になれるのは、健康管理に関する商品やサービスを提供している企業・団体
・推奨選定の審査に合格し、会員登録をして、所定の費用を納める
・正会員は、日本成人病予防協会の推奨マークを使える
公式サイトでは、推奨企業数は「50社以上」と紹介されています。審査の細かい基準や費用の金額は、公式サイトの本文には書かれていませんでした。
大事なのは、公式サイトに「※効果効能をお約束するものではありません」と明記されている点です。推奨マークは、協会の審査を通った商品であることを示すもので、その商品の効果を保証するものではありません。
また、推奨品の一覧は、公式サイトの中では見つけられませんでした(2026年11月時点)。ある商品が推奨を受けているかどうかは、その商品の販売元の表示や、協会への問い合わせで確認するのが確実です。
健康管理士の協会との関係|もとは同じ協会
2つの協会は、まったく無関係というわけではありません。両方の公式サイトの沿革をまとめると、次のようになります。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 昭和62年(1987年) | 日本成人病予防協会が設立される |
| 平成4年(1992年) | 健康管理士一般指導員の資格認定が始まる |
| 平成11年(1999年) | 特定非営利活動法人と医学団体が独立・分離する |
分かれたあと、特定非営利活動法人のほうが健康管理士の資格の認定を、医学団体のほうが健康業界向けのコンサルタント事業(推奨選定制度など)を行っています。
医学団体の公式サイトでは、特定非営利活動法人 日本成人病予防協会を「グループ」「関連会社」として紹介しています。また、両方のサイトに同じ会長・理事長の名前が載っています。
健康管理士の受験対策講座を行っている日本医協学院も、医学団体の公式サイトで関連会社として紹介されています。健康管理士にかかわる団体のしくみは、こちらの記事でも解説しています。
》健康管理士は怪しい?日本成人病予防協会・健康管理能力検定の実態を現役の健康管理士が解説
推奨マークの商品を選ぶときのポイント
推奨マークのついた商品を買うかどうか迷ったときは、次の3つを確かめておくと安心です。
①推奨マークは効果の保証ではない
先ほどの通り、協会自身が「効果効能をお約束するものではありません」と書いています。マークがあるから効く、とは考えないようにしましょう。商品の説明に書かれている効果は、その商品の販売元の表示として読むのがおすすめです。
②国の制度とは別の、民間の推奨
推奨選定制度は、協会が独自に行っているものです。国が審査・許可する制度ではありません。健康食品なら、国の制度にもとづく「特定保健用食品(トクホ)」や「機能性表示食品」などの表示があるかどうかも、選ぶときの目安になります。
③体調に不安がある人は医師・薬剤師に相談する
持病がある人や、薬を飲んでいる人は、健康食品などを使う前に医師や薬剤師に相談しましょう。気になる症状がある場合は、商品にたよる前に医療機関を受診してください。
なお、健康管理士は国家資格ではなく、資格を持っている人がすすめる商品であっても、資格が商品の効果を保証するわけではありません。健康管理士がどんな資格なのかは、こちらの記事でまとめています。
》健康管理士は国家資格?答えは民間資格|文部科学省後援・厚生労働大臣指定講座の意味も解説
よくある質問
Q. 推奨マークがある商品は、健康管理士の協会がすすめている商品?
違います。推奨マークは「医学団体 日本成人病予防協会」の推奨選定制度によるものです。健康管理士を認定している「特定非営利活動法人 日本成人病予防協会」の公式サイトには、商品の推奨制度の案内はありません(2026年11月時点)。
Q. 推奨品の一覧はどこで見られる?
医学団体 日本成人病予防協会の公式サイトの中では、推奨品の一覧のページは見つかりませんでした(2026年11月時点)。気になる商品があれば、販売元の表示を見るか、協会に問い合わせて確認してください。
Q. 健康管理士になると、推奨品を買う必要がある?
公式の案内では、健康管理士の資格に必要なのは、受験対策講座を修了して試験に合格することと、合格後の資格登録(賛助会員の入会金10,000円・年会費6,000円)です。商品の購入は、資格の条件として案内されていません(2026年11月時点)。資格にかかる費用は、こちらの記事でまとめています。
》健康管理士の費用はいくら?取得までの総額・年会費・給付金で安くする方法
Q. 推奨マークを受けるのにお金はかかる?
公式サイトでは、推奨選定の審査に合格して会員登録をし、「所定の費用を納入する」と案内されています。金額は公式サイトの本文には書かれていません。推奨を受けるのは商品を作る企業・団体なので、買う側が費用を払う制度ではありません。
まとめ
日本成人病予防協会の推奨マーク・推奨品についてまとめると、
・推奨マークは「医学団体 日本成人病予防協会」の推奨選定制度によるもの
・健康管理士を認定しているのは「特定非営利活動法人 日本成人病予防協会」で、別の団体
・推奨は、審査に合格して会員登録・費用を納めた正会員の企業が受けられる
・協会自身が「効果効能をお約束するものではありません」と明記している
・2つの協会は、もとは同じ協会で、平成11年に独立・分離した
・健康管理士の資格の条件に、商品の購入は含まれていない
でした。
推奨マークを見かけたら、どちらの協会のものか、何を意味するマークなのかを知ったうえで、商品を選ぶ参考にしてください。制度の内容は変わることがあるので、くわしくは各協会の公式サイトで最新の情報を確認してください。
健康管理士の資格そのものについては、こちらの記事でまとめています。
》健康管理士とは?どんな資格かをわかりやすく解説|学ぶ内容・取り方・費用・できること
健康管理士くん
健康管理士、健康管理能力検定1級を取得。
現役の健康管理士であり、健康関連企業にて、2013年より勤続。
自身の病気•手術の経験をもとに病気にならない身体づくり、 健康寿命を延ばすために普段から何をしていれば良いのか?ということを研究しています。
不定期ですが、健康に関する情報を発信させて頂いております。良かったらお友達登録をしてお待ちください!↓
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