健康管理士は国家資格?答えは民間資格|文部科学省後援・厚生労働大臣指定講座の意味も解説

健康管理士は国家資格?答えは民間資格|文部科学省後援・厚生労働大臣指定講座の意味

こんにちは!健康管理士くんです。

健康管理士について調べていると、「文部科学省後援」や「厚生労働大臣指定講座」という言葉が出てきて、健康管理士って国家資格なの?と気になった方も多いのではないでしょうか。

国の名前が出てくるので国家資格と思われがちですが、実際はちがいます。

本記事では

・健康管理士は国家資格なのか
・国家資格・公的資格・民間資格の違い
・「文部科学省後援」「厚生労働大臣指定講座」の本当の意味
・資格を持ち続けるための費用
・国家資格ではない健康管理士は役に立つのか

を、現役の健康管理士、健康管理能力検定1級の健康管理士くんが解説します。

健康関連企業にて、2013年より勤続。仕事をしながら約4ヶ月で合格しました。

健康管理士を目指したい人、ぜひ参考にしてください。

健康管理士は国家資格ではなく民間資格

健康管理士は国家資格ではない|日本成人病予防協会が認定する民間資格

結論からいうと、健康管理士は国家資格ではありません。

健康管理士(正式には「健康管理士一般指導員」)は、特定非営利活動法人 日本成人病予防協会が認定する民間資格です。

資格の種類 民間資格
認定する団体 特定非営利活動法人 日本成人病予防協会
取り方 受験対策講座(通信講座)を修了 → 資格認定試験に合格 → 資格登録
持っていないとできない仕事 なし

医師や看護師のように、資格がないとできない仕事(業務独占)はありません。健康管理士を持っていないと就けない仕事も、特にありません。

一方で、健康について体系的に学び、試験に合格したことの証明にはなります。

国家資格・公的資格・民間資格の違い

国家資格・公的資格・民間資格の違い|資格は認定するところで分かれる

資格は、どこが認定しているかによって、大きく3つに分けられます。

認定するところ 健康分野の例
国家資格 法律にもとづいて、国(または国から任された機関)が認定 医師、看護師、保健師、管理栄養士など
公的資格 省庁や地方自治体などが認定するもの。はっきりした決まりはなく、国家資格と民間資格の中間 都道府県が行う登録販売者の試験など(国家資格に分類されることもある)
民間資格 民間の協会や団体が、独自の基準で認定 健康管理士一般指導員、食生活アドバイザーなど

健康分野の国家資格の多くは、大学や専門学校などで決められた課程を学ぶ必要があります。社会人が働きながら目指すのは、簡単ではありません。

民間資格の健康管理士は、通信講座で学んで受験できるので、社会人でも働きながら目指しやすいのが特徴です。私も、仕事をしながら約4ヶ月、勉強時間は合計50時間ほどで合格しました。

健康の資格をくらべてみたい方は、こちらの記事も参考にしてください。

》健康の資格おすすめ6選|国家資格と民間資格の違い・目的別の選び方

「文部科学省後援」「厚生労働大臣指定講座」の意味

健康管理士一般指導員受験対策講座のテキスト|厚生労働大臣指定講座

健康管理士が国家資格と思われやすいのは、公式サイトなどで国の機関の名前が出てくるからだと思います。それぞれの意味を整理しておきます。

「文部科学省後援」は健康管理能力検定のこと

資格認定試験は、「健康管理士一般指導員」の試験と、「文部科学省後援 健康管理能力検定1級」の試験を兼ねています。

「後援」とは、国の機関がその取り組みを応援しているという意味で、国家資格になるという意味ではありません。また、健康管理士一般指導員と健康管理能力検定1級は別の資格で、同じ試験でも合格基準が異なります。

》健康管理士と健康管理能力検定の違いは?

「厚生労働大臣指定講座」は給付金が使える講座のこと

健康管理士の受験対策講座(通信講座)は、一般教育訓練給付制度の厚生労働大臣指定講座になっています。

これは、一定の条件を満たした人が受講すると、ハローワークから受講料の20%が支給される講座という意味です。公式サイトでは、受講料66,000円(税込)に対して、支給額は13,200円と案内されています(2026年10月時点)。

こちらも、資格そのものが国家資格になるという意味ではありません。給付金を使える条件は人によって異なるので、くわしくはハローワークや公式サイトで確認してください。

国家資格ではないけれど年会費がかかる

健康管理士の資格登録の費用|入会金と年会費

健康管理士は、試験に合格しただけでは名乗れません。合格後に資格登録(日本成人病予防協会の賛助会員への入会)をして、はじめて資格が取得できます。

入会金 10,000円(生涯で一度だけ)
年会費 6,000円(毎年)

※2026年10月時点の公式サイトの金額です。最新の情報は公式サイトで確認してください。

年会費には、2か月に1度届く生涯学習の冊子「ほすぴ」の費用がふくまれています。年会費を払うと資格が更新され、更新しないと資格は失効し、もう一度試験に合格する必要があります。

講座や受験料もふくめた費用の合計は、こちらの記事でまとめています。

》健康管理士の費用はいくらかかる?

国家資格ではない健康管理士は役に立つ?

国家資格ではない健康管理士は役に立つ?|仕事で信用につながる

国家資格ではない健康管理士を取って、実際に役に立つのか疑問に思う方も多いと思います。健康関連企業で働いている立場からいうと、役に立たせられるかは自分次第です。

私が感じている、健康管理士を持っていてよかった点は次の3つです。

・健康について一定の勉強をしているというイメージを持ってもらえ、信用につながる

・「ほすぴ」が定期的に届くので、学び続けられる

・自分自身の自信になる

信用につながる

国家資格ではありませんが、健康に関する一定の学習をしたという証明にはなります。

私の場合はお客様の前でお話しする機会がありますが、肩書きによりお客様の聴く耳が開く感じがしています。

学び続けられる

健康に関する情報は日々アップデートされていきます。年会費を払っていれば、最新のトピックを扱った「ほすぴ」が届くので、自分次第で情報をアップデートしていくことができます。

自信になる

1番大きいのはこれかもしれません。お客様と接するときに自信を持って話せるというのは、自分の中では大きなポイントです。

健康管理士を活かせる仕事については、こちらの記事でくわしく解説しています。

》健康管理士を活かせる仕事は?転職に役立つ?資格で何ができるか

まとめ

健康管理士は国家資格かのまとめ

・健康管理士(健康管理士一般指導員)は国家資格ではなく、日本成人病予防協会が認定する民間資格

・資格がないとできない仕事(業務独占)はない

・「文部科学省後援」は同じ試験で受けられる健康管理能力検定1級のこと

・「厚生労働大臣指定講座」は、受講料の20%が支給される一般教育訓練給付の対象講座という意味

・合格後は資格登録が必要で、入会金10,000円・年会費6,000円がかかる(2026年10月時点)

・役に立たせられるかは自分次第。信用・学び続けられること・自信につながる

国家資格ではありませんが、社会人でも働きながら健康について体系的に学べる資格です。年会費もかかるので、自分の目的に合っているかを考えてから目指してみてください。

資格の取り方は、こちらの記事で順番に解説しています。

》健康管理士一般指導員の資格の取り方|受験資格・試験日程・申込から合格発表までの流れ

健康管理士くん

健康管理士くん

健康管理士、健康管理能力検定1級を取得。

現役の健康管理士であり、健康関連企業にて、2013年より勤続。

自身の病気•手術の経験をもとに病気にならない身体づくり、 健康寿命を延ばすために普段から何をしていれば良いのか?ということを研究しています。

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